広島私塾連盟について


ごあいさつ

 

広島私塾連盟 理事長  西川 謙郎

  

 広島私塾連盟のホームページにアクセスしていただきありがとうございます。

 私たち広島私塾連盟は昭和63年に広島県の約20の学習塾によって設立され、今年で設立32年目を迎えます。

 私は今春から第6代理事長に就任いたしました西川謙郎です。これまで先輩方が築き、守ってこられた広島私塾連盟を益々発展させ、広島県の塾団体と言えば「広島私塾連盟」と言っていただけるような団体にしてまいります。 

 広島私塾連盟設立趣旨の中に「広く社会に信頼されることを目指すと同時に、新しい時代における学習塾の可能性を真摯に追求するものである」とあります。日本の教育は今まさに大きな変化の時代を迎えています。この新しい時代に学習塾に求められている社会的役割を模索し、それらを積極的に実行し、学習塾の存在価値を高めていきたいと思っております。

  皆さまからご助言・ご指導をいただき、それを糧に成長していければと思っております。今後ともよろしくお願い致します。

 


 広島私塾連盟設立趣意書について(昭和63年)

 

 現在の学習塾は、学校での学習内容の補習を目的とする補習塾、進学指導を専門とする進学塾、そして両方を兼ね備える総合塾とさまざまな形があり、その規模も指導方法も多様化しています。ただ、学校教育を抜きにして教育を語ることはできず、その存在は最大限に尊重されるべきものであることは言うまでもありません。しかし学習塾も、生徒の側で選択することを許された、個性的で自由な民間教育機関として、既にその存在を一般に認知されたものと確信します。

 

 こうした中で私たちは、子供を教育の正面に置き、胸の熱くなるほど教育に対する情熱を持ち、生徒一人一人の学習環境に応じた木目の細かい真剣な学習指導を展開するものであって、それぞれの地域で本当の意味での私塾たらんと奮闘しています。

 

 しかし、昨今、教育的配慮・手段を持たない教育産業や一部の学習塾によって引き起こされている、生徒引き抜き、水増しの合格実績など不適正な広告表示、学習塾と生徒・保護者との間でのトラブル発生、学校と学習塾との無用な混乱状態等々は、良心的な民間教育機関を目指す私たちにとって遺憾といえる状態であることも事実です。私たちはこれらと明らかに一線を画し、私たちが連盟を結成することで、世に優良塾の存在を問わねばなりません。そして、私たち自身が大いに研鑚しあうことによって、私塾の限りない可能性を追究する必要があると思います。

 

 広島私塾連盟は、以上の認識に基づいて結成されたものであり、またより多くの優良塾の参加の下に、業界全体の評価とレベルの向上を願いつつ、活動することを決意している団体です。今まで、県内の学習塾は個々バラバラの状態にありました。しかし、今こそ地域に密着した優良塾が団結し、その英知と情熱をもって優良塾の輪を広げたいと考えております。参加された学習塾の意思は、規模の大小に拘らず、平等に尊重されるものである事を確認し、以下を設立趣意書とします。

 

広島私塾連盟 設立趣意書

 

 学習塾教育に参画する私達は、広島の青少年教育発展を願ってここに参集した。

 私達は、教育の本質を逸脱無視し、営利のみに走り、純正な教育の発展を阻害するものとは一線を画するものである。

 教育の一端を担う私達は、その責任の重大さを自覚し、相携えて教育の本質を誤らないよう自粛自戒して、学習塾の社会的役割を果たそうとするものである。またさらに、広く社会に信頼されることを目指すと同時に、新しい時代における学習塾の可能性を真摯に追求するものである。